井川雨畑林道 山伏峠 山梨県側 2019 山伏峠~崩落地点
前回からの続きです
山伏(やんぶし)峠へとやって来たわたくし
その峠の先は山梨県
わたくしがその山梨県側からこの峠にモンキーで走破したのが
3年前の2016年
(記事こちらから 5話)
翌年2017年は静岡県側よりこの峠へ・・・
で、その時、小河内(こごうち)地区の静岡県側林道入り口で出会った
釣り師さんに教えられたのが
山梨県側はすでに崩落していて通れないとのことでした
その真実を確かめようと思いつつ早、二年が過ぎてしまいました
で、先日わたくしのブログにコメントされた
nni*****さん が今年自転車で崩落現場を越えて完抜をされたようです
(コメントの記事こちら)
令和元年5月2日に山伏峠完走となりました。
長畑ゲート横にてキャンプをしていたご夫婦に行けるかわからないよと言われましたが、もう何があろうとも行く!と決めてたので行きました。
結果は完走ですが、、酷く崩れて道が30メートル位無い箇所があります、木々も混ざっていて、チャリを担いでなんとかいけるレベルです。
*ガードレールもなくまさに石と砂の滑り台状態です・・。
☆場所的には封鎖された赤い橋?が道とは別にある所の少し先です。
(↓参考画像 赤い橋とはここのこと)
この他にもチャリ担いで攻略する箇所が別にも2箇所程あります、
頂上付近には雪がまだありチャリがなんとか通れる分がガードレールとの間にあります。
頂上では工事をしてる様です・休みでしたが、、全体の1/3はチャリを押しました-_-bでも景色は最高でしたよ。
静岡県側はトンネルのあるルートは更に酷く崩れて道は無く下りでチャリを担ぐのはまさに酷でした。
山梨県側は現在自転車で何とか行けるレベルとのこと
これを確かめに進んでみました
峠から見る山梨県側の景色も最高なんですが
もう目の前から道は落石だらけです
その落石の先に県境ゲートがあります
で、ここでこそこそしていましたところ
突然後ろに人が現れたのでした
こんなとこ誰もいるはずがないと思っていたので思いっきりビックリしました
ほんと驚いた!
前回↑の画像をアップした際に初めて気づいたのですが
左上に白い服の人が写っております
この方が突然後ろから現れたのです!
『ゲートを抜けてもこの先、崩落だらけで進めないよ!』
と、その方がぶっきらぼうにおっしゃったのです
『ええ、それは知ってます それを確かめに行こかな?と思ってまして・・・』
この方、多分わたくしをとても変わった奴だと思われたのでしょう
何も言わず通り過ぎて行かれました・・・
いかん!負けずにわたくしもこの方の後を追いかけます
その方をあっさり追い越し進んで行きます
日陰部分にはまだ残雪があります(5月の下旬だというのに)
いかに標高が高いか?おわかりになるでしょう
最初の大きなカーブを曲がり二つ目の大きなカーブを曲がり進みましたところ
ついに崩落現場が現れました
ここはまだ良かった
ガードレールとの隙間が通れます プチ崩落と呼びましょうw
続けて2か所目
ここは擁壁が完全に崩れておりました
ガレ石がゴロゴロしてましたが、ここも何とかクリア・・・
そしてそして三つ目の大きなカーブの手前・・・
矢滝橋と言う小さな橋があります
この橋の先でアウトでした
崩れて来た土砂がガードレールまで押し寄せており
画像ではわかりにくいのですが、いくつもそれが谷と山のようになってます
タイヤの小さいモンキーではこれはマジに谷部分でハマりそう・・・
ここでわたくし諦めたのでした
山伏峠から約4キロ地点でありました
おおよその場所こちら
潔くここで諦め峠に戻る途中に再び先ほどの方に出会います
この方よく見たら山菜を採りに見えた方でした
お話をさせていただいたところ
なんと長畑ゲートから歩いて4時間かけて峠まで来たとのこと!
ついでに山伏にも登ってきたとおっしゃってました
実際に歩いて来たこの方曰く
長畑ゲートから峠までに崩落が8か所ほどあるそうです
とてもバイクでは無理だそうで歩くのが精いっぱいだとおっしゃってました
その8か所のうち、最大の崩落個所が峠からも見える
↑ここだそうです
もう完全に山肌が崩れております
こちらの工事関係者に知り合いが見えるとおっしゃってたこの方
その工事関係者さん曰く、完全に今はお手上げ状態
崩落個所は数えきれないほどと嘆いていたと教えてくれました
山梨県側が治ることがこの先あり得るか?
この方と二人、この先どうなるんでしょうね?と話したのですが
正直山梨県側の未来は暗いとしか思えません・・・
井川雨畑林道両県にまたがって通り抜けるのは
この先もあり得ないのかも知れません
さて峠まで戻りまして
わたくし今度は静岡県側、勘行峰林道との分岐から
小河内地区へと本道を走ってみました
続く・・・
おまけ
3年前に峠から見た山梨県側の雲海です
こんな景色が見えるのですよ