山神GGのブログ+α

GGの戯言・世迷い言・独り言・その他+Gスポット

国道19号 旧道 鳥居隧道 2023➂ 木祖村側 

からの続きです

では木祖村側は以前と変わったでしょうか?

[http://:title]

[http://:title]

[http://:title]

新鳥居トンネルの上を通過して旧道を進みますと

行きどまりの様子になります

ストリートビューは2014年撮影のもの)

↑現在の様子

フェンスで囲まれた配水池の前に盛り土がされてます

↓2013年の時の画像 手前には盛り土はありませんね

↑で、暗くてわかりにくいですが、その奥には土砂が山となっていたのでした

配水池のフェンス沿いに更に進みますと

その土砂の山は今は削り取られて低くなってまして

(一応ここは立入禁止とされた木祖村資材置き場

奥右手に廃墟となった配電小屋

その奥に鳥居隧道があるのでした

↓10年前の様子

10年前は手前に落ち葉等が大量に積もっていて近づくことが出来なかったのですが

誰か掃除でもしたのでしょうか?

多少の水の流れはありますが、今回は簡単に近づくことが出来ました

とは言え、が封鎖されていること自体は全く変わっていませんでした

さて配水池手前、盛り土のある場所の横に

國(国)道十九号線開道記念碑が立てられています

10年前にもこの碑は見たのですが、今回まじまじと見たところ

この裏に隧道建設経緯が彫ってありました

木曽街道の最難関鳥居峠に隧道を開き

経済文化の交流発展をはかることは

木曽住民夛()年にわたる悲願であったが

千百十一メートルの道路隧道の開さくは

日本においては前例がなく至難の業であった

 

郷土選出 増田甲子七(かねしち)先生

時の建設大臣としてこの開さくに努力され

遂に昭和二十五年この隧道が決定されるに至った

 

以來()四年八カ月の歳月と六億五千万圓()の巨費が投ぜられて

昭和三十年十月この難工事は見事に完成され

今日の開道實()現の動機となった

 

こゞ(ここ)に國()道十九号線

木曽地區()八十一キロメートルの完成を記念し

隧道開さく推進につくされた諸氏の徳をたたえ

この碑を建立するものである

 

昭和四十一年十月建之(こんし・これを立てるの意味

西筑摩(ちくま)郡町村會(

西筑摩郡議長會

 

よくよく読みますと地元選出の先生さまが郷土発展という名目の元

穴を掘るついでに地元に大金を落としたというお話

よくある建設大臣ならではの我田引水・利益誘導の典型的な話ではないでしょうか?w

まぁ建設大臣の地位にもなればそれも容易だったかも知れません

 

でもこの開通23年後には新しい新鳥居トンネルが出来ております

折角の先生さまのご尽力がこんな短期で尽きてしまうとは

当人も夢にも思っても見えなかったかも・・・

 

しかしながらこんな悪どい奴はしぶとく長生きをして(悪い奴ほどよく眠る

ロクな死に方をしてないだろうなと思っておりましたら

この先生、非業の死をなされておりました

増田甲子七先生ウィキペディアこちら

 

こんな故人に鞭打つような失礼な言い方は、あくまでもわたくしの勝手な私見ですよ

みなさまに同意を求めるものではありません

それはそれは大層立派な先生だったかも知れませんので・・・

隣にあった句碑らしきものに彫られた意味は

当方の知識不足のためさっぱりわかりませんでした

ちんぷんかんぷん・・・

 

以上鳥居隧道2023でした