秘境尾盛(おもり)駅 その肆(よん)からの続きです
近づいて見ると左手上に広場らしきところが・・・
もしやこの広場に遊歩道が続いていたかも?と思い探したのですが
それらしき道はやはりありませんでした・・・
その代わりに見つけたのが駅にはよくあるはずの広告看板がたった一枚
(昭和47年(1972年)5月製作・設置?)と
工場長Ⅱさんが尾根から道なき道を辿って下りてきた時に見かけられた
竈(かまど)が・・・
遠い昔のここでの生活の跡をちらりと垣間見ることが出来たのでした
で、実は最後の最後に小さな谷を渡る
橋梁(きょうりょう)=樽沢(ならさわ)橋梁があるのです
もちろんこれは鉄道のためのもの
一応おっさんこれを渡ると線路を歩いたことになるので回避
(今更意味がないかも知れませんがw)
下にある谷水の全く流れていない谷を渡り、駅上部に回り込み
ついに尾盛駅に
到達です!!!
無事に駅舎に到達いたしました
歩き始めておおよそ90分でありました
おっさんついにこれにて
秘境駅ランキング第二位の
尾盛駅制覇です
↑こちらがおっさんが接阻(せっそ)峡温泉駅から歩いて来た方向
この画像(木の下)にちらりと赤い服の人が写ってますが
実は駅に到着したらなんと!人がいたのです!!!
(こんな誰も来ないような場所にです!
まさかまさか人がいるとは思っていませんでした)
こちらの若者、10:31着の電車でここに降り立ち駅周辺を探索していたのです
いわゆる秘境駅マニアの方でしょうか?
彼から
『歩いて来たのですか?』
と聞かれたので、おっさん自慢気に
『ええ!歩いたら一時間半掛かりましたよ!』
と言ったのですが、彼からは何のリアクションもなしw
これにはちょっとおっさん悲しくなったのでした・・・
まあ頭のおかしいおっさんだと思われたのでしょうねw
なんだ?このおっさん?ここまで歩いて来たことを自慢してるのか?
ばっかじゃねえ?何が楽しいんだ?関わりになるのよしとこ・・・
↑こちらがまだ線路の続く閑蔵(かんぞう)駅方面
まだ乗車予定の電車には十分時間がありますから
おっさんも若者の真似して駅周辺探索を・・・
手始めに線路反対側にある、到達前に最初に見えてた掘っ立て小屋へと・・・
(この時初めておっさん線路を渡ったのでした←しつこい?w)
↑生活臭の残る内部
この奥にもう一軒掘っ立て小屋もありました
こちらはまあはっきり言って廃屋であります
もうボロボロでして見る目もありませんでした・・・
再び駅に戻りますと、見えている長方形の木枠で囲まれた敷地
これがこの尾盛駅のプラットホームなんです
非常に簡素で味あるプラットホームであります
同じくこちらにも先ほど見たのと同じ広告看板がありました
さてここでおっさん記念撮影を・・・
さてそうこうする内に電車がやって参りました
でもこれは井川行きの下り電車であります
しつこいけどもう一話続く・・・
次回はついに最終話 秘境尾盛駅エピローグとなります
もうちょっとだけお付き合いください