前回の大和谷(やまとだに)橋
こちらの場所を国土地理院の地図で見ますと

橋を渡らずにそのまま道なりに直進すると穴があることに気付く
おお!こんなところに穴があるじゃないか!
これは是が非でも拝まなくては!!!

が、全国Q地図にはこの穴のお名前が載っていない
(実は穴の直前に小さな橋もあるのだが、これも表示されていない)


こんなとこで熊に出くわしたら嫌なので、念のため熊鈴を二つ用意して突進



カーブを二つ曲がったら切り通し出現

その切り通しの片側には祠の跡らしきものが

で、もう見えてますが小さな橋の先に穴があります
その小さな橋の上には大量の岩が落ちてきて乗っております

いやいや、これでは車の侵入は無理
と言いますか?バイクでも無理です



どうやら坑口の上の岩肌が崩れ落ちたようです
その一部は宮川貯水池にも落ちたようです

これは酷い!酷すぎる!!
この道を管理する大台町はこの状態を放置なんでしょうか?
(まあハッキリ言ってここを通行するものは皆無だが・・・)
と、ここでここを訪れた方々を紹介
2009年 クイックさん
画像お借りしてます

2012年 林道・ダム・鉱山の勝手な記録さん
2022年 RKパパさん
こちらも画像を拝借

RKパパさんがこちらを訪れるまでは普通の状態
RKパパさんが訪れた時には落石は大きいのがひとつくらい
ところがRKパパさんが訪れてから約3年後には

こんな状態に変化していたのでした
こんな様子では数年後にはもっと酷い状況になっているかも?
最悪橋も落ちているかも知れませんね・・・
でも大台町はこのまま放置だろうな・・・
で、この橋のお名前は?


第一号橋
これをひらがな表記すると

いちごうきょう
おいおい!第一の”だい”はどこ行ったんだ?手抜きかい?
なんかこういう雑さは個人的に許せないなw


↑これがほんと読み取れない
”〇〇・・・せん”と書かれているのはわかるのだが・・・
その答えは反対側に・・・


垣外俣線
これ何と読むか?と言いますと・・・

垣外俣(かいとまた)谷へと続く
従ってこの穴を(仮)垣外俣隧道と呼ばせてもらう
(この読み方の参考サイト)


坑口入ってすぐは素掘りだが、ちょっと進むとコンクリート巻きに変貌





ちなみにこの穴を抜けた先は
2012年にここを訪ねた林道・ダム・鉱山の勝手な記録さんによれば
しばらく先で崩落していたそうです
大台町のことですから当時のそれさえも治していないでしょうね


反対側坑口の上には扁額の跡らしきものも見えるのですが
どう頑張っても何が書いてあったのか?は読み取れない
って言うか?扁額が存在していたのかさえよくわからない・・・

この穴に興味を持たれた方
この第一号橋が健在な内に訪ねましょうね
おまけ
宮川ダムからこの大和谷橋・(仮)垣外俣隧道へと続く道中で見かけた穴




2~3メートルほどで穴は終了しているのだが
これは一体何の穴?
まさか熊の穴?
前述の大阪わらじの会さんによれば
このあたり石灰岩が多く洞窟が多いそうです
ただの洞窟にしても誰が何のためにこんなとこを掘ったのでしょうね?